役者6人+制作1人で7の椅子。劇団員による稽古場レポートと日々の戯れ事。
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「夕方ベンチ」
20080612204212
 坊主頭の少年とすれ違った。
 あ、今時珍しいなと思った。
 眼鏡に坊主の少年は学習塾から出て来て待っていた母と話しながら歩いて行った。その後ろをもっと小さな坊主がついてゆく。
 母親にくっついて来た弟だろう。
 その小坊主は前など見ずに自分の下の歩道ばかりを見て歩く。
 レンガを規則的に並べた平らな歩道のそのレンガが二色なのが彼には気になるらしい。
 灰色のレンガと茶のレンガ。茶のレンガだけ踏んで進む。
 彼は真剣そのもの。
 まるで灰色のレンガは彼には見えず、茶を踏み外したならばずぼっと足を、又はストンと体全部この世から消え去ってしまうがごとくである。
 彼の後ろ姿を見る。
 自分を重ねる。
 けんけんぱ、けんけんぱ。
 素晴らしい集中力だ。よしよし。
 でも時々母の位置をチラッと見るんだよ。
 ばいばい。
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